育てたい 未来への夢
遊ぶのも食べ物も,お金があれば全部そろえることができる時代です。子どもたちは,このような時代に本当の豊かさを知ることができるでしょうか。自分で考え,感性を伸ばし,好きなことに夢中になる。物や知識では得られない手づくりの保育こそ,本当の喜びを体験することができるのです。
幼児期は,生涯でほんの一時しかありません。だからこそ,幼児教育の原点をしっかりと見つめる幼稚園は必要です。幼児一人ひとりの行動の理解と予想に基づき,計画的に環境を作り上げることや,活動の場面に応じて教師本人がさまざまな役割を果たすべきことを,日々考えています。私たちは,子どもたちへの努力を惜しみません。大地から芽を出して大空へたくましく育つひまわりのように,たくさんの光と水分を吸収して元気な子に育ってほしいと願っています。 園長 土屋 起世子